今日はマレーシアで私の住んでいる物件を紹介したいと思います。
マレーシアの賃貸はピンキリです。
1人暮らしの若者でルームシェアに抵抗がなければ、もっと安い物件はいくらでもあります。
部屋探し
入国後10日程度は会社が手配してくれたホテルに泊まりました(宿泊費も会社持ち)。
確か1泊RM80~100程度のホテルだったと記憶しています。
ただ私はこの10日間に部屋を決めることができませんでした。
会社が手配してくれた宿泊期日が過ぎた後は、2週間ほど1泊RM50のホテルに滞在。
9月半ばにようやく部屋を決めることができました。
内見は3件ほど行いました。
部屋探しの条件における優先順位
- 家賃: 1月RM1,500以下
- 通勤時間: 会社まで片道1時間以内
- 間取り: ルームシェア以外
どう計算しても家賃はRM1,500/月が家賃の限界でした。
通勤時間は片道1時間以内で、近すぎず遠すぎずの距離を希望。
1人の時間が好きなので、ルームシェアタイプの物件は除外・・・といった優先順位で部屋を探しました。
結果的にはいい物件に決めることができたと思っています。
ルームシェアなら職場近くにRM700程度の部屋があったのですが、1人の空間を確保したい自分には無理だと思いました。
どうにか1月の家賃RM1,250の部屋を見つけて、1年契約を結びました。
入国初日に財布を盗まれたため、会社の人事から当面の生活費を借りることになったのも、部屋探しの条件を狭める形に。
当然のことながら借りた生活費は返済が必要で、初月~3か月目の給料から3分割で天引き。
加えてハウジングローンとして入居の際の初期費用(家賃3か月分)も借りて、こちらも3か月間給与から天引き。
さらに入国後182日間は外国人税として給与から30%天引きされるので、それはそれはもうカツカツな生活でした泣。
可処分所得?なにそれおいしいの?
ホームレスの配給に紛れて弁当もらおうかな?
・・・などと頭をよぎったのは1度や2度ではありません・・・が、結果的にはあらゆる手段を駆使して3か月なんとか乗り切ることができました。
続いて現在の住居についてざっくり記載していきたいと思います。
物件の概要
外観
引いた位置からうまく撮れませんでした笑。
向かって右手がホテル、左手が私の住んでいる棟。
66階建ての物件になります。
1~2階は色々なお店が入ってます。
私が引っ越してきた時点でテナントはガラガラでした・・・。
今ではコンビニ・ドラッグストア・飲食店・美容院・バー・エステ・マッサージ店など、バラエティ豊富です。
3~7階までは駐車場直結のフロア。
8階はプール・トレーニングルームなどの利用頻度の高いファシリティーがそろったフロア。
9階から上が居住フロアになっています。
最寄り駅までシャトルバスが出ており、ドライバーにカードキーを見せて乗車。
・・・というルールですが、みんなカードキー見せずに乗車してます笑。
バスと言うにはやや小さい感じですが、通勤で利用している人は多いです。
私も雨天時だけ利用。
運動不足になってしまうので、普段は最寄り駅まで徒歩で通っています。
1・2F正面のお店。
コンビニ・飲食店・美容室など。
1F向かって左手側。
パスタとパンの美味しい店舗があり、よく通っています。
ある日の朝食です。
おいしいですが、お値段もそれなりに高め。
同じく1F向かって左手側。
セブンイレブンの奥にあるのはドラッグストアです。
コンビニの品揃えは日本とかなり異なっています。
建物向かって右側(ホテル下層)のエリア。
中華系の飲食店が並んでいます。
共用部
エントランス前になります。
1Fにある掲示板。
ゴミの分別や停電・断水・エレベーターメンテナンス情報などが掲示されます。
1Fフロント横のエリア。
入居者がECサイトで購入した商品が無造作に置かれています。
自分の荷物を探し、受付の警備員さんに確認して持ち帰える形。
警備員さんによって本人確認方法が違ったりするので「そのうち盗みが起きるのでは」と少し不安です。
エレベーターホール。
エレベーターは全部で6基あります。
2か月ほど6基中2基が故障・メンテ待ちになり、土日は待てど暮らせどエレベーターがフロアに来てくれない事態となりました。
この時期は私以外の入居者もイライラしていたようで、警備員さんが当たり散らされているシーンを何度か目撃しました。
エレベーターの中です。
下の「FLASH CARD」と書かれた部分にカードをかざして自分の住んでいるフロアまで行くのですが、ちゃんと読み込んでくれないケース多発・・・泣。
私は25階に住んでいるのですが、この写真を撮ったときもカードリーダーが反応せず、暇つぶしに最上階にいってみました。
自分の住んでいるフロアへ移動したいときは、カードの読み込みが必要です。
公共エリアがあるフロアへはカードを読み込ませずとも移動できます。
ファシリティー
8階にあるプール。
夜も使用可能で常に人がいます。
イスラム系の女性はヒジャブをつけたまま入っている方が多いので、最初の内はちょっとしたカルチャーショックを受けました。
「プールでも外さないのか~」と。
会社に行くとムスリムのメンバーでヒジャブをしていない人もおり、信仰度合いには個人差があるのだろうか、とも感じています。
こちらもプール。
子供向けプール。
トレーニングルーム。
左手側にはランニングマシーンが並んでいるのですが、人が多かったので撮影を控えました。
3日に1日くらい利用するのですが、使いたいマシーンが使用されているタイミングが多く、やりたいメニューがこなせる確率は体感50%程度。
入口前に「1人あたり利用は30分までね」と注意書きがあるのですが守っていない人多し。
サウナです。
バトミントンコート。
数面あります。
マレーシアではバトミントンは割と人気がある模様。
バスケットコート。
ギリギリ3ポイントラインが引けるくらいの面積です。
ちょっとしたアスレチック。
ELAVETED ROADWALKと掲示されてました。
上記のELAVETED ROADWALKに上がって撮った風景。
近所で旧正月中に野外音楽フェスが数日行われ、日付が回るまで眠れないといった夜が続きました笑。
多目的ホールです。
旧正月期間中に使用されていたのを見たのですが、普段はあまり使われてなさそう。
自分の部屋について
続いて自室について紹介していきたいと思います。
キッチンです。
自炊をしないので、ほぼ物置き場に笑。
マレーシアでは水道水は飲めないと言われているので(といいつつ、何回かは飲んだのですが体に異常なし)ペットボトルを購入しています。
10月頃までは10セン(100センで1リンギット)で1リットル水を補充できる機械が近所にあり、5リットルほど補充しては部屋まで運んでいました。
5リットルの水を毎回部屋まで運ぶのはあまりに重労働だったので、最近はコンビニで買ってます。
バスルームです。
お湯の温度が不安定で、たまに水シャワーで済まさなくてはならないこともあります。
日本で例えると、7月のプールの水温くらいでしょうか。
また、当然のごとく網戸がありません。
DIYで取り付けできなくもないと思うのですが、今のところ害虫の侵入はほぼないので開けっ放しにしています。
トイレです。
マレーシアのトイレは高確率で画像左側の様なシャワーホースがついています。
イスラム教の方はトイレットペーパーを使用せず、左手でこのホースを使って洗浄するそうな・・・。
職場のトイレはこのシャワーホースのせいで、個室がカオスなことになっています(もちろん紙もあります)。
最初から家具がついている部屋を選択したので、簡素な机とクイーンサイズのベッドがついていました。
この上に少し柔らかめのマットレスを敷き、ニトリの冷感タオルケットをお腹にかけて寝ています。
マレーシアは暑いとはいえ夜間は25度くらいまで下がっている気がします。
冷房をつけて寝る人が多数派な気もしますが、私は除湿器だけつけて寝るのがちょうどいい感じです。
おそらくダニかと思うのですが、横になったときに小さな微生物が顔の上を動いている感触があり、なかなか寝付けない時期がありました。
「これは対策せねば」と思い、除湿器で部屋の湿度を40~50%に固定。
ご存知の方も多いと思うのですが、ダニは高温多湿の環境(気温25度・湿度65%以上)で繁殖しやすくなります。
湿度のコントロールに加え、週1でマットレスに掃除機をかけるといった対策を行ったところ、問題は解決しました。
マレーシアはダニが繁殖しやすい環境なので、対策は必須になるかと思います。
天井のシーリングファンです。
エアコンもついていますが、時間帯によっては窓を開けてファンを回すだけで十分涼しいです。
マレーシアでは、このファンが天井についている物件多数。
私の部屋のファンは風量を5段階から調整できます。
窓から見た風景です。
私の住んでいる地域はクアラルンプールの中心部から少し離れていますが、いたるところで建設中のマンションやショッピングモールが見られます。
「この国はこれからもっと発展していくんだろうな」という雰囲気は感じますね。
おわりに
マレーシアではそこそこの家賃でタワマンに住むことができます。
品質は日本より劣ると思いますが、私は今の住まいに十分満足できています。
スタジオタイプというワンルームの物件ですが、1人暮らしには十分な広さ。
プールやジムがついた物件なんて、マレーシアに来るまで住んだことはなかったので、引っ越し初期の頃は感激しました。
もう少しお金を出せば2LDKに住めなくもないのですが、できるだけ貯金したいと考えています。
日本では住めないような物件に住むことも、マレーシア暮らしの醍醐味だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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