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【おっさん1人旅】マレーシアセランゴール州にあるバトゥ洞窟を散策してみた

マレーシアにはバトゥ洞窟(バトゥケイブ)と呼ばれる、ヒンドゥー教の聖地があります。

有名スポットらしく一度は足を運んでみたいと思い、休日に観光してきました。

結果、行ってみて良かったです。

写真で見るのと実際行くのとではやはり全然違いますね!

たけぞー
たけぞー

どの景観もすごい迫力だった!

女性は宗教的な理由から足を露出しない方が良いとのことで、注意が必要かもしれません。

この記事を読むとわかること
マレーシアのバトゥケイブ(バトゥ洞窟)の歴史や見どころ

こんな人に読んで欲しい
  • マレーシアへの旅行予定がある方
  • 旅行中どこを訪れるか迷っている方
  • 宗教的な建造物に興味のある方

ヒンドゥー教の主な特徴

宗教について知っているといないとでは、見方も変わってくると思います。

簡単ですがヒンドゥー教の特徴を挙げました。

様々な神様が信仰されている

創造神ブラフマー、世界維持の神ビシュヌ、破壊と再生の神シヴァなど、複数の神様が信仰されています。

神格とでもいえばいいでしょうか、神様にも位があり、複数の階層があるようです。

また、必ずしも全ての神様を信仰するという話ではなく「この神様だけを崇拝している」という方もいらっしゃるそうな。

たけぞー
たけぞー

例えばシヴァ神だけ信仰しているという人もいるらしい・・・。

バトゥ洞窟内ではシヴァ神とその家族の像が多く設置されており、見ごたえがありました!

輪廻とカルマの思想がある

ヒンドゥー教では、人間の魂が生と死の輪廻を繰り返すと信じられています。

カルマ(行為の結果・仏教では業という言葉が該当)は、次の人生や再生に影響を与える重要な法則で、良い行いは良い再生をもたらし、悪い行いは苦しい再生につながるという思想があります。

私、前世で何かしたのでしょうか泣?

解脱が最終目標

輪廻から解放され、永遠の平和・神との一体化が目標とされています。

そのためには瞑想や修行を行い、かつ正しい行動をとりましょうと説かれています。

「生きること自体が苦しみに満ちている」という前提は、日本人の人生観とも通じるところがありますね。

バトゥ洞窟とは?

一言で言えば、石灰岩で構成された巨大な洞窟です。

1891年、インド人商人K.タンブサミー・ピライが洞窟の中にヒンドゥー教の寺院を設立しました。

洞窟の入り口がヒンドゥー教の戦神、ムルガンの持つ槍「ヴェル」に似ていたためとされています。

翌1892年からはヒンドゥー教徒が集まり、タイプーサムと呼ばれるお祭りが行われる巡礼地に。

この洞窟にたどり着くまでには272段の階段があるのですが、当時は木製だったそうです。

1920年にコンクリートへ変更。

木製の階段もちょっと見て見たかったですね。

出典: Vernam Malaysia

ちなみにムルガン神はシヴァ神とパールヴァティー神の息子とされています。

アクセス方法

バトゥ洞窟までの路線図。

電車で向かわれる場合、KTM komuterという路線の終点にあります。

私は住んでいる場所の都合上、MRTのKampung BatuでKTMに乗り換えて現地へ向かいました。

ただKTMは本数が少なく、なかなか電車が来ません。

KL Sentralから向かう場合、電車の方が交通費は安いですが、待ち時間を考えるとGrabを使った方が良いのではと思います。

たけぞー
たけぞー

KLSentralからならGrabも大して高くないので、家族で行くならタクシーの方がいいかも!

ラーマーヤナ洞窟とバトゥ洞窟

バトゥ洞窟駅の風景。

電車で向かわれた場合、出口から左手側に向かうとラーマーヤナ洞窟へも向かうこともできます。

巨大なハヌマーン神の像が目印。

バトゥ洞窟駅降りて出口付近にあるハマヌーン神の像。

ハマヌーン神はインドの叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する献身と忠誠の象徴である神様。

ラーマ神の妻、シーターが悪魔王ラーヴァナにさらわれた際、救出に向かうという話がラーマーヤナという叙事詩です。

その叙事詩に登場する神様たちの像が設置されているとのこと。

私が行ったのは2024年10月19日でしたが、入口で係りの人が「入場料RM15だよー」と言っていました。

こちらは有料のようでしたが、財布を見ると現金がない泣。

たけぞー
たけぞー

最近カードかQRコード決済しか使ってなかったからなぁ・・・。

事前におろしておけば良かった・・・。

今回は諦めて本命のバトゥ洞窟へ向かいました。

いざバトゥ洞窟へ

駅出口から右手方向がバトゥ洞窟へのルートになります。

バトゥ洞窟を引いた位置から撮影した写真。

引いた位置から撮りましたが、壮観な眺めでした。

右にある像がムルガン神です。

私の会社に在籍しているメンバーのWhatsUpアカウントには、こちらの像を背景に入れてプロフィール写真として使っている方がちらほらいました。

戦神にあやかりたい気持ちは分かります!

長い階段

バトゥ洞窟までの階段。

寺院のある洞窟までは272段の階段が待ち構えています。

登ってみた感想ですが、階段1段1段の縦幅が非常に短いです。

私の足のサイズは26.5cmですが、気持ちかかとがはみ出るくらい。

たけぞー
たけぞー

足が地に着いてない感覚が少し怖かった・・・。

サンダルなど、かかとのない履物ですと登るのに苦労するかもしれません。

バトゥ洞窟麓にある階段入り口を裏側から撮影した写真。

入口の門を裏から撮影。

カラフルな像が並んでいます。

天井が開けた石灰岩の景色

バトゥ洞窟、階段を登り切った位置での内部写真。

洞窟内には広々とした空間が広がっていました。

登りきって肩で息をする人たちや、写真撮影をする人などまちまち。

「すげぇ景色だ」と感動しました。

バトゥ洞窟を上に向けて撮った写真。

バトゥ洞窟内にあるヒンドゥー教・神様の像

洞窟内の壁際に展示されていた像について触れてみたいと思います。

踊るシヴァ神の写真。

ナタラージャ(踊るシヴァ神)を表した像。

中央がシヴァ神、右手が奥さんのパールヴァティー、シヴァ神が踏んづけているのがアパスマラという悪魔です。

たけぞー
たけぞー

ちゃんとストーリーや意味があるんだなぁ。

アパスマラという悪魔は無知の象徴とされ、これを踏むことで知識と精神的な解放を表しているとのこと。

シヴァ神を中心とした神様の写真。

こちらは神様の仲間が並んだ像。

真ん中がシヴァ神、抱かれているのがムルガン神、右側が創造の神ブラフマー(顔が複数あることから)。

左側の像はどの神様なのか分かりませんでした。

ハヌマーン神はガダと呼ばれる棍棒をもって描かれることが多いらしいので、そうなのかな?と推測はしています。

「神様にも仲間の結びつきがあるんだな」と感じますね。

シヴァ・パールヴァティー神を中心にした家族写真。

こちらも神様の家族像。

シヴァ神・パールヴァティー夫妻と左側ガネーシャ神(象の頭部で描かれることが多い神様でムルガン神の兄弟)の像です。

一通りみて「シヴァ神が一番目立ってない?」と感じました。

寺院は土足禁止

バトゥ洞窟内の寺院・土足禁止。

注意書きがあるので、うっかりすることはないと思うのですが、寺院内は土足禁止。

ヒンドゥー教では、靴を脱ぐことは寺院に入る前に心身を清める意味を持っているとのことです。

一通り見終わって撤収

雨に降られたので、足元に注意しながら下っていきました。

足が生まれたての小鹿状態に笑。

バトゥ洞窟で階段を上がり切ったところから撮影した外の風景。

売店へ飲み物を運んでいる方の写真。

「首を痛めないか?」と見ていて勝手に心配になりました。

たけぞー
たけぞー

慣れてはいるのだろうけど・・・。

バトゥ洞窟内部へ飲料水を運ぶ方の写真。

至る所にお猿さんもいます。

子供をお腹に抱えながらリンゴを食べるおサルさん・・・たくましい。

バトゥ洞窟への階段にいるお猿さんの写真。

お土産購入

色々とお土産屋さんもあるバトゥ洞窟周辺。

「せっかくだし何か買って帰ろう」と思い、数店舗ほど店内を物色しました。

最終的に木彫りのフクロウ像を購入。

お土産に買った木彫りのフクロウ像。

フクロウはラクシュミーという富・繁栄・幸運の女神の乗り物として描かれることが多いそうで、知恵や洞察の象徴とされています。

もともとフクロウ好きですし、私の部屋にあってもあまり違和感なさそうなので購入。

たけぞー
たけぞー

このフクロウにラクシュミーが降臨して、私にも富・繁栄・幸運を運んできてくれないだろうか・・・。

お値段RM58でした。

おわりに

全体的にイスラム教の建築物よりも、仏教に近い親和性を感じました。

仏教はもともとバラモン教(のちのヒンドゥー教)から派生した宗教なので、なるほどなぁと感慨にふけったり・・・。

ただバトゥ洞窟にある寺院・像はどれもカラフルで、祀り方にはかなり差があるように思えます。

宗教的な観点以外でも、石灰岩の洞窟自体、見ごたえありました!

マレーシアを訪れた際はぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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