2025年1月も後半に差し掛かったころ、仮想通貨界隈では大きなニュースがありました。
「アメリカ大統領によるミームコイン発行」
「・・・それって法律面とか大丈夫なん?訴訟とか起きないの?」と個人的にはトランプ大統領が心配になりました。
良し悪しはさておき、やはりトランプ大統領のすることはインパクトがありますね!
この記事ではトランプコインや、アメリカでの仮想通貨の動きについて触れていきたいと思います。
- ミームコインについて興味のある方
- トランプコインやメラニアミームについて興味のある方
まさかの現職大統領によるミームコインローンチ
そもそもミームコインとは?
ここでいう「ミーム」とはネットミームやネコミームのミームと同じ意味です。
平たくいうと、面白い動画や画像、文章などが伝播していくことを表す言葉。
つまり仮想通貨のミームコインは「おふざけや面白さ重視で生み出されたコインで実用性はほぼありませんw」というエンタメに寄ったコインのことです。

とはいえDOGEコインみたいに爆上げ例があるので侮れない。

言ってもDOGEはイーロンマスクの後ろ盾があるしね・・・。
ミームコインというカテゴリーから外れてきているようにも見える。
2025年1月18日仮想通貨TRUMP誕生!
ソラナのブロックチェーン上で構築されたようです。
購入するならUSDT(テザー)かSOL(ソラナ)が必要。

何年か前だったらSOLANAかなり持ってたのに・・・泣。

握力強くないんだから、どうせホールド無理だったでしょ笑。
そのため、USDTとSOLはかなりの上昇が見られました。
トランプコインを知らずにこの2通貨を持っていた人には嬉しい誤算だったと思われます。
仮想通貨市場は大荒れ
「乗るしかない!このビッグウェーブに!」と言わんばかりに多くのトレーダーがトランプコインの購入へ走ったようでした。
一時的に75ドル以上まで値を上げたものの、急激に下落し、この記事を書いている1月25日現在のレートは約27ドル。


・・・この値動きはヤバいねぇ・・・。

大統領の名前を冠しているとは言え、所詮はミームコインだしね笑。
果たして再度高値を更新できるのかどうか・・・。
上昇トレンドにがっつり乗って儲かった人、トランプコイン購入のためのポジション整理に巻き込まれて手持ちの資産価値が目減りした人、レバレッジをかけてトランプコインを買ったものの爆死した人など、この値動きの裏では様々なドラマがあったものと想像します。
ただ当の本人は記者団からTRUMPについて質問された際「私が始め、大成功したこと以外、よく知らない。」1と回答したようです。
いや、分かってないんかい笑!
ファーストレディまでもミームコインローンチ
TRUMPローンチの翌日MELANIAコインがローンチ
アメリカ人自由すぎない?そう思った人も多いのではないでしょうか。
トランプ大統領が自身のミームコインをローンチした翌日、メラニア夫人がMelania memeをローンチ。

こちらもTRUMPの値動きと似たような推移をしています。
アメリカは仮想通貨のユートピアになるか?

暗号資産の大統領令にも署名
2025年1月23日、トランプ氏は「デジタル金融テクノロジーにおける米国のリーダーシップの強化」という大統領令に署名しました。
この大統領令により、バイデン政権下で策定された暗号資産への厳しい規制についても見直しが進むものと思われます。
また、ビットコインの備蓄についての視野に入っているようで、今後もBTCの値動きからは目が離せなくなりそうです。
アメリカと関係の薄いコインには恩恵の少ない可能性も?
2024年から2025年年始にかけて注目を集めた仮想通貨は、今後も上昇する可能性が大いにあるのではないでしょうか。
BTCをはじめ、XRP(リップル)やSOL(ソラナ)などが挙げられます。
ただ、今回トランプ大統領が自身のミームコインをローンチした際に見られたケースもまた起こりうると考えられます。
アメリカの政策により上昇が見込まれるコインが鮮明になる場合、投資家はブル相場が期待できないコインを決済したり、ショートポジションを作る可能性も否定できません。
おわりに
アメリカはトランプ大統領・イーロンマスク氏とも仮想通貨に対してポジティブな働きかけを行う可能性が高く、投資家にとってはチャンスの1年になるかもしれませんね。
ただ、ニュージーランドのようにリセッションに陥る2国(2024年4-9月の間連続してマイナス成長)も出てきているので事はそう単純でもなさそうです。

ニュージーランドはなんでリセッション入りしたんだい?

インフレ抑制のための政策金利上昇・高金利による借入コスト上昇で消費活動や企業の採用活動が落ち込んだんだみたい。
加えて貿易の主要相手国である中国の景気減速からも影響を受けたんだって。
ダウ平均やナスダックはトランプ氏の大統領就任から持ち直してきていますが、果たしてQ1の決算シーズンを迎えてもそのままでいられるでしょうか。
米国株式市場の下落が始まれば、仮想通貨市場も無傷ではいられないと思います。
大統領がトランプ氏ということもあり、今後どうなるかの予想はとても難しいですね・・・。
私はアメリカ市場だと大統領選の少し前に2x Bitcoin Strategy ETFという銘柄をちょっとだけ購入したのですが、2月あたりに手放しておこうと考えています。
今にして思えば、ちょっとではなくもっと買っておけば良かった・・・Orz。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
【参考URL】
- BBC News Japan「トランプ氏、自らの新たな仮想通貨を発行 批判や怒りの声が業界で渦巻く」より ↩︎
- ロイター通信「NZ出国者数が昨年最多に、国民が半数以上 景気低迷で」より ↩︎
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