「トランプ大統領の政策によって景気後退が起こるのでは?」と言われている今日この頃。
世界中でリセッション発生が危惧されています。
「本業の収入だけで生活は大丈夫だろうか?」そう不安に思う方もいるのではないでしょうか?
この記事ではサイドワークの選択肢の1つとして警備員を紹介したいと思います。
- 副業を始めようか悩んでいる
- 副業に何を始めたらいいか迷っている
- 適度に体を動かす仕事を探している
そもそも副業を行う必要があるのか

景気後退の可能性
そんな事態になって欲しくはありませんが、アメリカ・中国経済は悪化の兆しが見えています。
この記事を書いているのは2025年4月6日ですが、4日にアメリカ株式市場は暴落という言葉がぴったりな値動きを見せました。
きっかけはトランプ大統領の相互関税政策。
基本税率10%・国によってはさらに上乗せされる形ですが、日本の場合24%追加されることに。

トランプ氏は何考えてんだ・・・。
周りの人間は止めなかったのか・・・。

もう彼の回りにはイエスマンしかいないのかも・・・。
これに対して中国も報復関税を発表。
4日の夕方頃、時間外のアメリカ株式市場は急落しました。
私は飲食店で注文したメニューが来るのを待ちながらチャートを見ていました。
すると突然ダウ平均が40,000USDを突き抜けて下落。
「ニューヨーク時間で多少持ち直すか?」と思われたものの、終値は前日比2,231ドル安の暴落。
1日の下げ幅はなんと史上3番目とのことで、ダウ平均の力強さを知っている人からすれば驚愕の出来事だったと思います。
私もそうですが「世界が本格的に景気後退し始めるかもしれない」と感じた人は少なくなかったのではないでしょうか。
今後も増税が続く公算が高い
現在進行形で日本の税金は増えています。
政権交代が起きたり、財務省が解体されるなど大きな動きがあれば話は変わりますが、そうでなければ減税は期待できないでしょう。
会社の業績が好調でも、じわじわと徴収される税金は増え続け、手取りが増えづらい環境は継続するのではないでしょうか。
収入減少の可能性に備えて
景気減退+増税のダブルパンチに備えて、今から副業を探すことはタイミングとして悪くないと思います。
むしろ不景気になった後で副業を探すのは難易度が上がってしまうので、今のうちに備えてほいた方がいいかも・・・。
副業に警備員という選択肢

入札案件が多く意外と仕事はなくならない
警備員の仕事は入札案件が多く、以外となくなりません。
交通インフラの保守工事は定期的に必要ですし、仕事量は少なくありません。
交通誘導のみならず、施設警備についても同様です。

全国各地で交通インフラの老朽化が進んでいるので工事需要は多い。
時間に融通が利きやすいので副業に適している
「週末だけ働きたい」「本業終わったあとの数時間だけ」
会社にもよりますが、週1・2日だけの勤務や短時間勤務の現場も多いです。
本業がある社会人でも無理なくスケジュールを組むことができます。
日払いや週払いを選べる会社も多い
日払いや週払いを選択できる会社も数多くあります。
貯金が目的の場合、副業を週払いにして食費に当て、本業の振り込みには手をつけないといった使い分けもいいかもしれませんね。
警備員の中でもどのような仕事を狙うべきか

警備業の種類
法律上、警備業は1~4号までに分類されます。
1号警備:施設警備のことです。
学校法人・病院・官公庁・商業ビルなど様々な施設で需要があります。
2号警備:交通誘導や雑踏警備のことです。
おそらく数ある警備業の中で最も需要の多い仕事かと思われます。
工事現場での交通誘導や花火大会などのイベント警備が該当します。
3号警備:現金や貴重品などの運搬を警備します。
街中でもよく見られるATM現金輸送車の警備は3号に該当します。
4号警備:身辺警備を指します。
いわゆるボディーカードですね。
求人自体少なめで、特殊な技能が求められるため狭き門になります。
おすすめは週末だけ1号警備
施設警備は難しいことは求められず、ルーティーンを繰り返す現場が多いです。
立哨(外に立って警戒や監視)→受付(施設入口で外部から来た方の受付)→巡回(施設内の巡回)→待機→休憩の繰り返しなどですね。
週末1・2日なら体の負担も小さいと思います。
ただ現場が広いと巡回や施錠の際に体力が削られる可能性もあります。
私は大学や私立の一貫校などの警備員として働いたことがありますが、各施設の施錠が一番大変でした。

敷地が広いと施錠だけで1~2時間かかることも。
2号警備も人によってはまる
ルーティーンワークは嫌だという人は2号(交通誘導)の方が向いているかもしれません。
毎回違う現場で、仕事内容も異なる可能性が高いためです。
また、現場によりますが2号は予定時間前に終わり、日当も全額支給されるケースが少なくないためこれを狙っている人もちらほらいます。
面接から入社まで
法律面での警備員就業条件
警備業法という法律により、以下に該当する場合、警備員として就業することが認められません。
おそらく面接時点で確認されると思います。
- 18歳未満
- 成年被後見人または被保佐人
- 破産者で復権を得ていない者
- 一定の犯罪歴がある者
- 暴力団員または関係者
- 警備業務に関する法令違反の処分歴がある者
- 薬物・銃器に関する違反歴
- 心身の障害があると認められる場合
もしも当てはまる場合は他の仕事を探しましょう。
副業バイトの面接ではあまり不採用にならない
特に2号警備主体の会社からすれば、発注者から指示された人数を揃えるため、多めにスタッフを抱えておきたいという意図もあります。
正社員ならまだしも副業やアルバイトの求人で落とされることはあまり聞きません。
「どんな現場でも入れる」という点をアピールすれば、採用される可能性は高いと思います。
入社後から現場配置まで
新任教育は必ず受けないといけない
警備会社は新入隊員に20時間以上の新任教育を実施しなければならないと法律で決まっています。
なので「採用されたらすぐ働きたい!」と思っていても難しいです。
ある程度先のことを見越して応募しましょう。

2020年以前は30時間だった。
これには例外があり、一定条件を満たす警備員経験者は教育時間の短縮が認められています。
法律上認められてはいますが、会社によっては経験者でも必ず新人と同じ時間の新任教育を課す企業もあります。

経験者でできるだけ早く現場に出たい人は、入社前に研修の要件を確認しておいた方が良さそうだね。
ちなみに新任教育の拘束時間中も給与は発生します。
健康診断受診も必須
新任教育中、近所の病院へ診断に行くように指示されることが多いです。
「入社前に自分で予約して行ってきて」と言われるケースは稀なのではないでしょうか。
現場配置へ

最初はOJT
だいたい先輩警備員がやり方を教えてくれると思います。
未経験者だけで現場に配置されることはありません。
あったとしたらブラック企業の可能性大。
2号警備の場合は管制と仲良くするにこしたことなし
警備会社の内勤には管制と呼ばれるポジションがあります。
発注元の会社から「この日はこの現場で何人欲しい」と依頼された人数に対し割り振りを決めて、自社の隊員に依頼するといった業務が大きなウエイトを占めます。
人が足りなければ自ら現場に行かなければならないケースも(会社によっては社長自ら現場で働いているところも)。
警備員によっては「あいつとは組みたくない」「あの会社の現場は行きたくない」「お前(管制)じゃ話にならないから社長と代わってくれ」などクレームを入れたり、リクエストをしてきます。

会社によっては大変そうな役割だね。

管制が嫌になって普通の隊員に戻りたいという人もチラホラいるよ。
私も一時、管制のお手伝いしてたことあるけど、客先からの電話より自社の隊員からかかってきた電話の方が大変に感じた泣。
警備員個人の要望を伝えてはならないという話ではありませんが、度が過ぎると干される原因になるので相手の反応を見つつ会社に協力できるところはしておいた方が次の仕事を獲得しやすくなると思います。
仕事の依頼がこない場合、管制との人間関係が悪いといったことも理由の1つとして考えられます。
警備員の資格とメリット
副業で行う分にはあまり必要ないと思いますが、警備業界には国家資格が存在します。
警備業務検定は少額ですが資格手当の付く会社が多いのではないでしょうか。

勤続が長くなると会社から取得を勧められるようになることが多い。
また、警備業界で一番重宝される資格は警備員指導教育責任者の資格であり、通称「指導教」と呼ばれます。
警備会社を興すにも有資格者は必要ですし、現任教育・新任教育を行うためにもこの資格は必須。
もしこの仕事をやってみて水が合うようなら取得を目指してもいいかも。
おわりに
本業がデスクワークですと、気分転換に体を動かす副業をしてみてもいいかもしれません。
1号警備でしたらほどほどに動きながらお金を稼ぐことができます。
・・・現場によってはほどほどではなく、バテバテになってしまう可能性も0ではありませんが・・・。
人によってはあまり良いイメージの仕事ではないかもしれませんが、不況下でも一定の需要はあると思われますので、選択肢の1つとして検討してはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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