2024年11月の終わりごろ、どうも体が疲れやすくなってきていることに気がつきました。
日中かなり暑いにも関わらず、動いても汗をかかない。
「代謝が落ちているなぁ」とぼんやり感じていました。
ある日、シャワーから出て自分の体を見てみると「これは成人病になってもおかしくないかも・・・」と思うくらいおなかがぽっこりしていました。
鏡にたぬきが映っているかと思った笑。
対策として12月1日から糖質制限を開始。
急激に体重が落ちたわけではありませんが、ポジティブな変化を確認できました。
実際に変わったことや、食事内容について記事にしました。
後半に汚いおっさんの上半身画像を載せているので、見たくない方はブラウザバック推奨です。
- ダイエット中の方
- アンチエイジングに興味のある方
体重が増えたと思われる原因
炭水化物中心の食事が増えた
マレーシアに来てから、ついつい炭水化物山盛りの食事を摂ってしまう機会が増えていました。
特に入国後数か月はお金もあまりなく、料金が安い屋台でお腹を膨らませる毎日。
安くておいしいことはありがたいのですが、結果的に糖質摂取量が多くなり、その流れが続いてしまっていた気がします。
加齢による代謝の衰え
仕方のないことかもしれませんが、これも要因としては大きいと思っていました。
30後半になったころからも薄々感じてましたし泣。
ただ今思えば、生活習慣次第でもう少し体を若く保てたのではとも思います。
運動量が減っていた
ウエイトトレーニングは定期的に行っているのですが、有酸素運動の量が減りました。
日本では夜に近所を走ったり散歩したりすることもありましたが、マレーシアに来てからはあまりせず。
理由としては野犬が多いことと、道路が歩行者よりも車の通行を優先して設計されているのか、歩きづらい道が多いためです。
普段、車を運転する機会が多い人にとってはむしろ楽なのかも?
何故糖質制限をやろうと思ったのか
最初は薄毛対策だった
ここから話がやや脱線するので、興味のない方は読み飛ばしてくださいませ。
30代前半のころ、薄毛が気になりだし、しばらく飲み薬に頼っていました。
おそらく薄毛対策の王道パターンだと思いますが、フィナステリドとミノキシジル(錠剤の方)を8年ほど服用していました。
発毛効果はすぐに現れましたが、副作用もすぐに現れました。
フィナステリド(抜け毛予防)で感じた副作用
- 運動機能の低下
- 性欲減退
ミノキシジル(発毛促進)で感じた副作用
- ムダ毛も発毛
- 軽い動悸
もちろん個人差があると思いますので、すべての人に当てはまるわけではないと思います。
運動機能の低下は夜に近所を走ってたり、ウエイトトレーニングを行う際に感じていました。
体が重く感じたり、自分の最大筋力にストッパーがかかっているような感覚です。
ジヒドロテストステロン(抜け毛の原因となるテストステロンより強力な男性ホルモンで、フィナステリドはテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びつき、ジヒドロテストステロンへ変化するのを阻害する薬)が何らかの形で運動機能に関わっているのかもしれないと少し考えました。
性欲減退は最初からフィナステリドの副作用として起こりうると聞いていたので、実際起きても「あぁなるほどな」といった感覚でした。
ミノキシジルはもともと高血圧用の薬として開発され、副作用で発毛効果が認められた薬なので、ムダ毛の発毛や動悸も納得。
これら2つの薬を飲み続けていたのですが「今後も服用を続けると、体に取り返しのつかない悪影響が出るのでは・・・?」と思うようになりました。
もともと体に必要な機能を薬を使って増毛のために無理やりブロックしていると感じ、何か代償があるはずという恐怖を覚えた。
薬に頼らず薄毛を改善できる方法はないだろうか?と模索していたところ、「これは」と思う書籍を見つけました。
著書の藤田先生の実体験をもとに書かれた本ですが、AGEsという老化の原因物質についても触れられており、とても参考になりました。
糖質制限はアンチエイジングにも効果が
そもそも「AGEs(Advanced Glycation End-products)」とは?という話なのですが、日本語では「終末糖化産物」と訳されます。
体内で余った糖とたんぱく質が結びつき、AGEsが生成され、体の老化を引き起こすとのこと。
基本的に分解はほとんど不可能で、排出もされづらく体に蓄積してしまうのです。
肌のたるみ、骨の脆弱化、慢性炎症の誘発などデメリットは枚挙に暇がありません。
「糖質制限を実施するとAGEsの蓄積を減少させ、老化スピードも緩やかになるのでは?ダイエットにも良いと聞くし、今の自分にぴったりじゃないか!」
・・・と考え、糖質制限を開始するに至りました。
日本にいた頃も何度か行っていた
以前から何度か実施はしていたのですが、長続きしませんでした。
断念した理由は金銭面と仕事のストレスです。
炭水化物中心の食事と比較し、たんぱく質中心の食事はシンプルにお金がかかります。
主食からお米とパンを抜くだけのシンプルな制限でも、それなりに家計を逼迫しました泣。
また、仕事のストレスから甘いものについつい手が出てしまった、なんていうこともしばしば。
チートデイで1日くらいなら糖質をたくさん摂っていいかもしれませんが、当時の私には日常的に糖質を控えることはなかなか難しい状況でした。
また失敗する可能性はありますが、今のところ約1か月継続できています。
実際に起きた体の変化
朝の目覚めが良くなった
朝起きたときのだるさがなくなりました。
また、6時間程度の睡眠でも体の疲れがとれて、すっきり目覚めることができているように感じます。
起床時にだるくてほとんど何もできなかった時間を、読書や学習に充ててみたり、有効活用できるようになってきました。
糖質制限に期待した効果ではないけど、メリットは計り知れない!
気分が安定してきた
これはよくも悪くもという印象。
過度に落ち込まない・過度に興奮しなくなったように感じています。
汗をかきやすくなった
代謝が上がってきました。
普段の通勤時、最寄り駅まで歩いても汗をかかなかったのですが、最近はしっかり汗をかくようになりました。
「ちょっとは体が若返ったかも?」と実感があります。
髪の毛にコシが出てきた
「髪が生えた」とは違いますが、コシが出てきて自然に根本からやや立ち上がるようになってきた気がします。
・・・とは言え薄いっちゃ薄いのですが泣。
今のところですが、少なくとも頭皮に悪影響が出ているという印象はありません。
少しずつお腹周りのぜい肉が落ちていった
左が2024年12月1日、右が2024年12月27日時点の私の上半身画像です。
そもそも若干縮尺に差はあるのですが、ややぜい肉が落ちた(特に浮き輪のあたり)ことを確認できました。
うっかり汚いシューズラックを映してしまったため、背景は削除。
「この上半身画像も十分汚いやんけ」という突っ込みはご容赦ください泣。
糖質制限で感じたデメリット
月の食費が上がる
前述しましたが、食費がやや上がりました。
また、コンビニや外食に糖質制限食があまりないため、ほぼ自炊になり調理に時間をとられるようになりました。
・・・といっても簡単なものしか作ってないので、そんなにデメリットではないかもしれませんが。
ときおり口臭が気になるようになった
体がケトーシス寄りになってきているのか?ときおり自分の口臭が気になるようになってきました。
ケトーシスとは体が糖質の代わりにケトン体(肝臓が脂肪を分解して生成する物質)をエネルギー源とする状態のことです。
このケトン体の一種で揮発性のある「アセトン」が悪臭を放ってしまうようです・・・。
食事バランスが悪いのか、水分摂取量が少ないのか見直す必要があるのかも。
実際に作った料理
しらたきを麺替わりに使用。
牛肉・アボカド・シーチキン。
牛肉・ブロッコリー・ニンニク。
料理?と呼んでいいかは謎です笑。
牛肉はバターを引いて、下味に塩とコショウを使っただけです。
最近、レパートリーを増やさないとすぐに飽きそうなのでレシピを色々と検索していたところ、YouTubeのサジェストが料理動画だらけになりました笑。
また、小腹がすいたときのおやつにはナッツ類、特にマカダミアナッツがお勧めです♪
それなりに炭水化物は含まれているのですが、中身はほとんど食物繊維。
不飽和脂肪酸も摂取でき、一石二鳥です!
おわりに
ダイエットもそうですが、健康体であることを目指して「AGEsを蓄積させず、できれば排出するには?」と考えながら生活しています。
糖質は1日30-70gほど摂っていますが、食後眠さに襲われるような血糖値スパイク(血糖値の急激な変化に起因し、血管内皮がダメージを受ける)が起きないよう気を付けています。
慢性疾患を抱えて生活するのも苦しいと思うので、不摂生を避けて食事以外の楽しみを増やし、生活を充実させていきたいと思う2024年の年末でした。
今後、お手軽に老化物質を体から排出する技術が生まれるといいんですけどね(無理か?泣)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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