シンガポールのPhillip証券でカストディアン口座を開設してみた

日本で一緒に働いていた同僚が、6月にクアラルンプールまで遊びに来てくれました。

私は普段から出不精だったので、久々にあちこち移動して充実した1日を過ごすことができました。

・・・と同時に、色々至らない点もたくさん感じることに。

「LAZADAでTouch&Go買っておけば良かった」「もーちょいお土産の下調べしときゃ良かった」「観光地をお勧めできるくらいには自分で足を運んでおけば良かった」などなど・・・。

「自分は旅行会社のガイドさんには100%向いてないな」と再認識しました笑。

食事をとった際に投資や株の話になりました。

そろそろ本格的にお金をためたいお年頃

元同僚は計画的に株の投資を行い、きちんと運用益を上げていました。

羨ましいと思うと同時に「定期的にFXでお金を溶かしている自分っていったい・・・」とやや落ち込むことに。

投資と聞いて大多数の人が真っ先に連想するであろう株取引を自分はやったことがありません。

話を聞いているうちに「自分もそろそろ株取引をやってみたい!」と感じました。

後日、自分に合っていそうなプラットフォームを探したところ、シンガポールのPhillip証券が良さそうだったので口座開設を申し込みました。

口座開設手続き

Phillip証券poemsログイン画面

マレーシア在住者も問題なく口座開設することができ、日本語サポートが充実しているとのことでPhillip証券を選びました。

インターネットでカストディアン口座(現物取引口座)を申請。

申し込み完了まで1.5時間くらいかかりました(パスポートと税金番号が分かる書類を事前に準備しておくとよりスムーズ)。

英語が不得手な私で1.5時間ほどなので、慣れている方でしたらもっと早く済むと思います。

日曜日に申請したところ、月曜日には「口座開設承認したでー」とメールが届いていました。

審査的にもうちょい時間がかかるかなーと思っていましたが、あっという間。

入金にWiseが使えないという罠

完全に私のミスなのですが、最初に「Wiseで入金できる」というYoutubeの動画をみて「あぁ、それなら振り込み簡単だ」と認識していました。

しかし振り込んでもなかなか口座に反映されず、サポートに問い合わせてみました。

すると「現状、弊社では基本的に銀行(送金者の名義)から取引口座(同じ名義)への入金のみ受け付けております。そのため、Wiseは着金の保証ができないためお断りさせていただいております」と返信が。

「一次情報を自分でしっかり確認しろ」という話ですよね泣。

そもそも私の見たYoutube動画の解説がカストディアン口座向けじゃなかった可能性もあります。

この件はWiseからダウンロードした送金証明書を、Phillip証券のサポート担当者に共有して事なきを得ました。

余計な手間をかけさせてしまった・・・。

その後はHSBCから電信送金で入金しています。

送金手数料について

送金手数料が翌月末に私の口座から引き落とされました。

引き落とし額を見たときには「なんのお金だったっけ?」とすっかり忘却の彼方。

60シンガポールドル引き落とされていたので、あまりこまめに送金するのは控えた方が良さそうです。

カストディアン口座管理手数料について

仲介手数料はそこまで気にしなくとも、購入時と売却時に発生するので忘れることはないと思います。

口座管理手数料はうっかりしていると「口座にお金がありませんでした」となりそうなので、注意が必要です。

マーケット種別手数料と免除条件
口座維持手数料(SGX)S$15 四半期毎 (3,6,9,12月の月末締め)
免除の条件: 1回の取引を四半期に1度行った場合
外国株維持手数料1銘柄あたり毎月S$ 2.0 (最大 S$150まで)
免除の条件: 1銘柄あたり毎月(1ヶ月に2回の取引 又は四半期に6回の取引で免除 又は四半期にS$132の仲介手数料)
Pillip証券poems Custodian Account Pricingページより

テスト購入した株式

試しに計500株ほど購入しました。

最初はFXと勝手が異なり、注文の仕方も良くわからない始末。

シンガポール株は最低購入単位が100株とのことで、株価の安い銘柄をいくつか購入してみました。

極端に安い株を「低位株」と呼ぶのですね・・・。

「レバレッジもかけてないし、長期保有前提でしばらく様子をみよう」と軽い気持ちでオーダーしました。

円でいうと1万円未満で買ってます。

結果的として株価×購入株数の代金<仲介手数料となり、どの銘柄もUnrealized P/Lがマイナスに泣。

「そんな高いレートで買ってないのに何故?」と思っていたのですが、いい勉強になりました。

YOMA STRATEGIC

たまたまプラットフォームの一番上に表示されており、価格も手ごろだったので買いました。

ミャンマーの会社で不動産開発・金融サービス・車両リースなどを主な事業にしているようです。

買ったときは気づきませんでしたが、ミャンマーの企業は、3年前に起きた軍事クーデターが尾をひいており、それ以来株価が低空飛行中。

もう一度ミャンマーが民主化するようなら株価も上向くと思うので、応援する意味で毎月少しずつ買い増ししていきたいと思っています。

INTL CEMENT, KUO

中央アジア地域におけるセメントと石膏ボード の製造・販売が主力事業とのこと。

「そもそも中央アジアにどんな国があるのか?」と疑問を持ち調べてみると、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンが該当するそうな。

旧ソ連の地域なので、ひょっとするとウクライナ戦争の結果も株価に影響を及ぼしたりするのだろうか?と疑問だらけです。

VIBROPOWER

発電機の販売、設計と設置、メンテナンス、コンサルティングが中核事業の会社。

マレーシア、インドネシア、UAE、英国、中国、インドをマーケットとしてカバーしているようです。

こちらも低位株でした。

ここ数日これら銘柄のチャートを見て思ったのは、流動性が薄く、動きがチョッピーだという点です。

YOMA STRATEGICは少しずつ買い増ししていこうと思うのですが、他はそのまましばらく様子をみるか、損切りを考えています。

おわりに

私はPhillip証券を日本語サポートが手厚いとのことで選択しました。

実際プラットフォームを使ってみて感じたメリットは、米国・シンガポール市場の他にも東南アジアの株が買えることです。

仮に日本に戻ってからも継続使用できることことは嬉しいですね!

強いて直して欲しい点を挙げると、サポートデスクへ問い合わせた際に、レスポンスに時間がかかる点でしょうか。

返信内容は正確かつ丁寧ですが、当日に回答をもらうことは難しそうです。

まだアカウントを作って日は浅いですが、総合的には満足しています!

外国株式用の口座開設に迷っている方がいらっしゃいましたら、Phillip証券を検討してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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